2017年6月21日水曜日

突然の結婚宣言、須藤凜々花の乱!


選抜総選挙での須藤 凜々花の「結婚宣言」が

久々に普段AKBを扱わないメディアにも
波及するほど、その是非が世間を巻き込む騒ぎとなっている。














まず僕は、いち現役の48グループファン、オタとして
断じて彼女の発言を容認することはできない。


簡単な話で、彼女のために身銭を切った
多くのオタのやりきれない心情を察するに
もしこれが自分の推しているメンバーであったなら、と想像すれば
その痛みは容易に想像できるからだ。


当然、総選挙の舞台は彼女だけのものではない。


年に一度、ファンに大金を投じてもらって
ようやく立たせてもらえた大切な大切な舞台でのスピーチを
ぶち壊しにされたメンバーのことを思えば胸が痛い。


話の是非は置いておいても
単純にスピーチとして面白くなかった。


スピーチ自体がエンタメとして成立していない。


たどたどしい口調で
どうにも歯切れが悪く、司会の徳光氏の助けがなければ
何を言っているのかわからないレベル。



自身の恋愛を週刊文春に嗅ぎつけられ
先手を取って打ち消すための結婚宣言だったのだ。


苦し紛れに”結婚”というワードを持ち出して
免罪符としたようにも見えてしまう。


NMBオタでなくても彼女が自称哲学者で、

”まず自分がどうあるべきか”を優先する

いわゆるアンチアイドル的なスタンスの
パンチの効いたキャラクターであったことは知っている。


であるなら、それを貫くために

せめて事前にSHOWROOMなどで


「この恋に殉じ、貫くために、総選挙を辞退し、グループを脱退します!」

というような、思い切った”脱退宣言”をするか


もしくは、大炎上覚悟で

結婚を前提とした恋愛を報告した上で

選抜に入れれば、活動継続、入れなければ卒業、

という

信任を問うカタチで臨んでいれば、まだ筋は通っていたであろう。



はっきり言ってAKBグループであんな芸当ができる(許される)のは
卒業した小嶋陽菜か我らが松村香織だけ。
もしくは3連覇を果たし、完全に突き抜け切った指原莉乃くらいだろうか。



彼女はまだアイドルとして、その”格””役者”ではなかったのだ。

2017年6月16日金曜日

ゼロポジから考える総選挙の意義の変化


「本気で勝つ覚悟はありますか?」

番組後半、TBSの竹中氏が辛抱たまらずメンバーに突きつけたコメントに緊張が走る。



SKEのCS番組ゼロポジションにて今年も、総選挙前の特番ゼロポジ生討論がオンエアされた。

番組が進むにつれ、かつてないほどの緊張感と本音がぶつかり合う、手に汗握る展開となった。アルバム発売以降、ようやくシングルリリースも決まり明るい兆しが見えてきたものの今SKEが置かれている状況を考えれば、悠長なことは言っていられないのが現実だ。

AKB本隊は主に姉妹グループを養分とし、数字だけは維持できているが現在のアイドルシーンにおいてひと段落ついており、メインストリームは乃木坂、欅坂にターンが移っている状況だ。SKEを始めとした姉妹グループは、露骨にそのシングルリリースを制限せざるをえない状況が続いている。

総選挙は今年で早くも9回目となった。

かつてAKBとともに鰻のぼりでセールス記録を塗り替えていた頃とは、このイベントが持つ意味合いも少し変わってきている。選抜総選挙はもはや、AKBグループ = 総選挙と言って良いほどそのイメージは世間に浸透している。メンバーもこのイベントの順位で残酷なほど自らの商品価値を査定される機会が非常に多い。

だが、そうなったが故であろうか?

昨今すっかり総選挙自体が”目的”と化していて、あくまで”手段”としてのイベントであったことが忘れられているように感じる。

当たり前だが、総選挙はAKBのシングルメンバーを民意で選ぶためのいち手段としてのイベントである。ここをきっかけにその順位に見合うような、さらなる活躍の可能性を信じてファンは身銭を切って投票するのである。ただ、世代交代やアイドルシーンの変化により、かつてよりAKBの選抜メンバーであるということの価値が相対的に落ちている。

ということは、今までのようにランクインしました!選抜に入れました!やったね!報われたね!良かったね!見つかったね!だけでは、もうもたなくなってきているのだ。

それは回を重ね、ベテランメンバーが増えていることも大きい。

加入3年くらいまでの新人クラスや初ランクインメンバーであれば単純にランクインおめでとう!と祝福しやすいし、それで全然良いのだが、もうランクイン実績がある中堅やベテランメンバーであれば、番組中に宇野氏や竹中氏が綾巴や奈和ちゃんに突っ込んでいたように、やはり+αのビジョンや推したくなるような新たな方向性の提案などを求められる段階に入ってきているのだ。

総選挙成熟化の兆しと言っても良い。

SKEだけでなく姉妹グループのファンは独立化がさらに進んでおり、AKB本隊に興味がない層は増えている。であれば、単純に推しメンが世間見つけてもらいやすいAKBシングルメンバーというショウケースに入れてもらうことは好ましいが、+α何か他に!という欲求は当然出てくるはずだ。

一昨年からファンが注目する枠組みとして第1党というフレーズが定着しつつある。

政治になぞらえて最多議席として考えれば、当然それによって達成されたのち何かが生まれることをファンが期待していることの証拠だろう。昨年、第1党のAKBに提供された感謝祭が今年はない。腹立たしい気持ちにもなるが、投げっぱなしの実現できるかわからない特典を口を開けて待っているより、結果を出してからメンバーからファンのニーズに合致した何かを提案する方がよりファンも乗れるはずだ。

だからこそ、SHOWROOMなどでアピールされるようになった珠理奈の、結果を出してSKEで感謝祭をしたいという発言や高柳明音のアリーナツアー希望発言などは実現性は置いておいても叩き台としては十分意義がある。

今年は運営側からも、全メンバー個人としての選挙目標順位と達成後の公約が発表されるようになったが、運営のレールに乗っかるだけではつまらない。こちらからも動く形で、SKEの未来につながる何かを生み出していくことが大事だ。

民意によって勝ち取った権利で未来を変えていく!

48という文化運動は新たなステージへ突入しようとしている。

2017年6月13日火曜日

NGT一揆 !? 総選挙速報と不正疑惑を読む


総選挙速報でこれだけインパクトのある事件が起こったのは、2013年の柴田阿弥以来ではないだろうか?




それほどに前回の圏外メンバー、NGT荻野由佳が1位という結果は、もちろん史上初であり、驚愕に値するものだった。


あまりにも異常な、55,061票という数字は、不正疑惑というオマケまで招き寄せることになった。(速報過去最高は昨年の渡辺麻友=42,034票であり、投票システムもSTUモバイルが増えた以外は変わっていない)


同じくNGT初ランクイン組の


5位、本間日陽、7位、高倉萌香の票を合わせれば

なんとその数



101,760票!



対するトップ3大本命であった指原、まゆゆ、珠理奈の票数が合わせても


94,595票


であったことからも、いかに異常な数字かがわかる。




おぎゆかちゃんの昨年の速報91位(2515票)で可能性を感じさせてからの圏外(95位、9403票)という結果は今年跳ねる条件ではあるし、界隈がそれなりに熱いことは散見されていたようだが


彼女の握手会などの指標から推測されるヲタの規模ではガッチリ選対が組織されたとしても、1万代が限界というのがまっとうな見方だろう。


公式からは否定されたが、やはり



NGTモバイルサイトからの重複投票が可能であったというバグ


に関して完全に疑惑が払拭されたわけではない。


今のところ柱の会(AKBファンクラブ)の会員数が昨年から万単位で伸びていることから、そちらが有力視されているが、それとて約1日でアカウントごとに投票するのには相応の人数がいるはずだ。


個人でも実作業として可能なのだろうか?、わかる人がいれば教えて欲しい。



でなければ、謎の富豪が密かに人海戦術をとった以外考えにくいが

今のところ、そういった界隈の噂すら聞こえてこない。



一方でここに至るまでの流れとして


ヲタ界隈としてはリクアワで1位を争ったチーム8との対立軸という構図が両者の票を押し上げたという指摘は間違いないだろう。


また、2015年8月21日という全くの同日にお披露目された同じ秋元康グループである欅坂46との、その後の扱い、活躍のあまりの落差にヲタがしびれを切らしたという構図もあるのかもしれない。


あとは新潟という土地柄と地元の協力体制だが


昨年が地元でありながら まだ早すぎたのか振るわない結果だっただけに、シングルデビューで勢いついてきたとはいえ未知数としか言いようがない。



問題は不正疑惑をこのまま半端な形で収束させてしまうことだ。



公式からは判で押したような調査結果が発表されたが、自社が雇っている組織に調査させたととして都合の悪い事実をあえて公表させるとも思えない。



せめて来年から安心して投票できる徹底した公平性、透明性を確保しなければ、しこりを残すことになり困るのは他でもない運営側だ。



個人的にはフジテレビとのベッタリの関係も、もう勘弁して欲しい。


昨年の17位峯岸みなみから中継をスタートして、16位にゃんにゃん仮面(小嶋陽菜)という流れはあまりにもテレビ的すぎて、少なくともこの部分において僕は順位操作の可能性も含めた、完全なる茶番と認定している。


正直…たぶん10数年後くらいには、暴露本という形で今回の騒動を含めた内部の人間の告発が出てくるであろうと邪推(笑)


ただ、今回


正直、指原とまゆゆのトップ争いという構図にはいい加減飽き飽きしていたので、そこに風穴を開けてくれたこと自体は不正疑惑とは別の次元で大歓迎したい気分だ。