2017年5月6日土曜日

秋元康のラジオ発言から見えるSKEの未来


5月3日に放送された、NHK-FM「今日は一日“秋元康ソング”三昧」は本人出演のもと、約10時間に渡って彼の作詞、プロデュースした楽曲を紹介しながら多彩なゲストを迎え、48グループについても大いに、その”現在過去未来”が語られた。





この日、59回目の誕生日を迎えた秋元康。



乃木坂や欅坂も含めて彼のプロデュースグループは全体として順調にも見えるが、さすがに還暦間近となり、今後5年、10年のスパンで考えた場合、当然ながら彼のいない未来を想定した運営が求められることになる。



番組では、横山由依、向井地美音を前に



ダイヤモンドはダイヤモンドしか磨けないように人数が多いことによって、お互いを磨き合うことが一番良い。AKBグループの中で曲を作れる人がいて、詞を書ける人がいて、振り付けできる人がいて、グループの中でそれができるようになるのが一番素敵なこと。」



と話している。




以前から語られてきたことではあるが、これはこのグループだからこそ可能なことなのだ。少し大げさに言えば、



この未曾有の大人数だからこそ立案される斬新な企画とシステム、それによって織り成される群雄割拠のAKBサーガと、そこから生み出される思いもよらぬ”異能の存在”こそが、このグループの最大の特徴なのである。



その異能の存在こそ、高橋みなみ、指原莉乃であり、松井珠理奈、松井玲奈なのだ。



メジャーなメンバーばかりではない。SKEでは須田亜香里であり、松村香織であり、高柳明音だ。



若手では、どんちゃんこと福士奈央も未来のSKEを担う重要人物だと思っている。




その中で、すでにプロデューサーとして見込まれている指原のように屋台骨として、その才を発揮するものも出てくるだろう。以前、メンバーがアイデアを持ち寄った昨年の全握 x ニコ生企画や最近のBUBKA別冊でのアンケートでも思ったが、驚くほど良いアイデアを持っているメンバーは多い。




こういったメンバーの自主性を発揮させやすい、風通しの良い組織作りこそ、今後さらに求められるものになるだろう。在籍メンバーばかりではない。




衣装分野での可能性を模索して卒業した、山田みずほ


SKEでの活動の延長線上に視野を広げ、大学への道を選んだ、野口由芽


アパレルブランド「Honey Cinnamon」のプロデューサーとして奇跡的な成功を収めた、平松可奈子


自らパフォーマンス集団を組織し、舞台で活躍を続ける、桑原みずき


卒業即フリーアナウンサーとして頼もしい活躍の、柴田阿弥




在籍時、悔しい思いを強いられることの多かった彼女たちと、再び交わる日にも期待したい。


SKE48は来年、10周年イヤーを迎えることになる。いつか、それぞれの点が線となり胸躍るような、新たなるSKEの物語が紡がれる…そんな日が来ることを期待してやまない!!