2016年8月17日水曜日

脱マンネリ!じゃんけん大会は団体戦でいかが?


「 だったら、じゃんけんも7名ずつの団体戦にすれば面白いかも 」

今回のじゃんけん大会によるシングルが「上位7名のユニットデビュー」と聞いて、そう思った。



SKEからは、酒井萌衣、福士奈央、大矢真那、後藤楽々、菅原茉椰、荒井優希、竹内彩姫
が予選を勝ち抜いたわけだが、そう考えると偶然にもちょうど7人でバランスの良いメンバー構成にも見える。

そもそも、じゃんけん大会はどう転ぶか分からない、時の運、偶然性の面白さをベースとしてショーアップされたトーナメント方式のじゃんけんによって選抜を決めるためのイベントである。

当初、ただじゃんけんをするだけなのに、こんなにも盛り上がれるものなのか!と感心したものだが、さすがに7回目ともなるとマンネリ感が否めなくなっていることも事実。過去2回は優勝者がソロデビューに変わったが残念ながら、イベント自体の盛り上がりや話題性、後のCDセールスともに、あまり振るわない結果が続いている。

上位者7名と言えど、従来通りの個人の勝ち抜き方式ではどうしても各グループからの雑多な寄せ集め感が否めずユニットとしての魅力を期待するのは、正直難しいだろう。もちろんメンバーにもよるが、関係性の低い構成ではせいぜい「てんとうむchu」の劣化版がいいところではないだろうか?

本来なら大運動会のように各チーム単位が理想だがそれぞれを、あらかじめ各グループをベースとしたユニットを想定した人選にしておくことでメンバーもファンも、より一体感を持って参加、応援することができるはずだ。

そして、これを柔道のような勝ち抜き方式の団体戦 することによって同じ、じゃんけんでも、先鋒が全員に勝ったり追い込まれた大将が連勝して逆転するなどイベントとして、また違った勝負の面白さが期待できるはずだ。

昨年から地上波放送がなくなり、今年はニコ生のみ。

このままでは、ますますコアなファンしか興味を示さない内輪のイベントに成り下がってしまうのではないだろうか?

2016年8月11日木曜日

最後までわるきー!ずるいアイドル、渡辺美優紀の心層


「ホンマにみるきーはずるいな〜、どこを取っても本物のアイドルや」



7月の神戸での卒業コンサートで同期の上西恵からのそんな言葉が


女性からも嫉妬に近い羨望の感情を抱かせていた、みるきーの魅力を端的に表していると言えるだろう。




9日、ついに地元NMB劇場での卒業公演をもって、みるきーはアイドルを卒業した。



NMBは僕の地元に最も近い48グループであり、その看板メンバーである、みるきーは同郷である(奈良)ということからも、デビュー時からごく自然に注目し続けてきた存在であった。



そのままでも十分なアイドルスペックにもかかわらず



釣りキャラとも揶揄される握手スタイルでも見られた、多くの世の女性が躊躇してしまうような


”あざとさ”を嫌みなく発揮できるところに

思わず「ずるい」という言葉が漏れてしまうのだろう。



そうした屈託なく”女”としての魅力を奔放に開放できる小悪魔性が、


わかりやすく強力なキャラクター「わるきー」となり

アイドルとして消費される一方で

その過剰なまでに笑顔を絶やさない愛想の良さの奥に潜む

そこはかとなく垣間見える”寂しさ”のようなものを

みるきーの瞳の奥に感じられた方も多いのではないだろうか?



抜群の愛嬌で巧みにカバーされているが、彼女のあの魔性の魅力は

おそらくその人生で培ってきた彼女なりの本能的な処世術の結晶であり、

明らかにされている、父親のいない環境で育ったということと

おそらく無関係ではないだろう。



完全な僕の妄想で恐縮だが

彼女には世間的に言い憚られるような過去が

あるのではないだろうか。


それが家庭環境に起因するものであったとしたら…



あの独特の愛嬌が、時として哀しさと表裏一体を感じさせるのは

幼少期における精神的な飢餓感や思いがけないトラウマからくるものなのでは?

…などと、ついつい根拠のない勝手な妄想を膨らませてしまうほど(笑)

彼女は、つかみどころのない魅力にあふれている。



地元出身だけに、素直に推したいのだけれど…推せない(汗)



ずっと僕の心にブレーキをかけていたのは

彼女のその拭えぬ寂しさの奥に

何か得体の知れぬ業の深さのようなものを感じていたからなのかもしれない。




「 僕はいない夏の砂浜~♬」



そんなフレーズから始まる

みるきーセンターのラストシングル「僕はいない」の

ほんのりと切ないメロディーが

やや距離を置いて見ていた僕のような在野のヲタにも

ほんの少しだけ、彼女の心のひだに触れさせてくれたような…

そんな気がした真夏の夜でした。