2016年6月30日木曜日

卒業発表!干されメンの希望、柴田阿弥のマジ!


「 SKEでの活動は完全にやりきった!全く悔いはない 」


そう決然と言いきる彼女の眼差しは、もはや未来に向けられていた。




26日に行われたニコ生特番にて、柴田阿弥が自身の卒業を発表した。


以前から、それらしい発言をしていたこともあり、先を見すえた上での概ねヲタも納得できるタイミングと言えるだろう。


彼女に関して、デビュー後しばらくは4期生の1人として認知していた程度で存在を意識しだしたのは12年、アイシテラブルのカップリング曲「あうんのキス」で初のセンター抜擢後、ずっと食わず嫌いだった旧チームE公演を見に行くようになり生の彼女を目にしてからのことだった。


4期生は研究生を経ず最初からチームEとしてスタートしたことで逆に迷走する状態がしばらく続いていた。


ところが12年夏、斉藤真木子、古畑奈和らの昇格をへて当時の逆上がり公演の評判も上向き始め、13年には、チームの上昇気流にも同調するカタチで、徐々に彼女を取り巻く状況が変わり始めていた。

ちょうど”腹黒”や”ぼっち”などのネガティブ要素をキャラにしだした頃で、僕もその開き直り感に興味を持ち始めていた。


13年春に参戦した、武道館での「白黒付けようじゃないか!SKE単独公演」では既に4期筆頭の花音よりも、現場でのコールが明らかにデカイ!ことをまざまざと見せつけられ(劇場公演でのコール合戦はすでに恒例であった)「いったいこの界隈では何が起こってるんだ!?」と胸ぐらを掴まれるようなヲタの熱さに驚きを隠せなかったのを記憶している。


答えは簡単だった。



「めちゃくちゃマジじゃねーか!この子!!」と感嘆せざるを得ないほど、ステージでの彼女は全身からマジが溢れ出ていたのだ。



E「逆上がり」での彼女も良かったが、個人的には初の組閣後KII(チームC)に移動してからの弾けっぷりが印象に残っている。


平均年齢の高さもあり前評判が一番低かったCが、ふたを開けてみれば当時最強チームとの評価を勝ち得たのは、彼女を始めとする旧チームE勢の奮闘があったればこそだと記憶している。握手重視派ではなかった他推しの僕にも、彼女の当時「柴田ホールド」と名付けられるほど(笑)ガッチリと掴んだら離さない姿勢は、脅威を通り越して感嘆の域に入っていた。


そして、明らかに数字でも結果を出しているのにもかかわらず総選挙直前のシングル「美しい稲妻」での選抜落ちという事実が本人の絶望とともにヲタの”怒りのブースト”に火をつける結果となった。


総選挙前、2ちゃんねるでのヲタの魂の叫び



「 明日の速報にはSKE柴田が入る。この名前を憶えておけ!」


もはやその後の結果も含めて伝説と言えるだろう。



僕自身、箱推しとして今でも、あの速報を上回るサプライズの経験はない。まだ前田敦子以外の主要メンバーの多くが在籍していたにも関わらず速報8位、そして17位のアンダーセンターで初ランクインという結果は、今後おそらく数字として抜かれることはあっても


価値として見た場合、上回ることは不可能


と思わせるほどの強烈なインパクトを残したのだ!そこまでヲタを感染させ、箱推しをも巻き込んだ彼女のマジには恐れ入るしかなかった。




卒業後は、ソロのタレント活動を念頭に、大学卒業も目指す阿弥ちゃん。


彼女の盟友である同期、小林亜実をはじめ、水埜帆乃香、平松可奈子など昨今、SKEは卒業生の活躍に目を見張るものがある。しかも皆SKE時代に主に非選抜や総選挙圏外などで、思うように花咲くことができなかった悔しい思いが原動力になっているメンバーが多いように思う。


2年連続選抜入りで更に名を上げたものの、SKEでの地位は盤石でも、ついぞAKBでは総選挙曲以外で重用されることはほとんどなく、限界は見えていた。


ニコ生でも思わず噴出していた阿弥ちゃんの


「絶対に見返してやる!」という


ある種の負のエネルギーが今後も発揮されるのか、見ものである!