2016年3月2日水曜日

プロレスで考えるSKE48にとっての”強さ”とは?





なぜ僕がSKEのダンスパフォーマンスについて

ここまでこだわるのかというと、かつてプロレスファンだったことが大きいように思う。



プロレスとアイドルは共通点が多い。



両者とも観客のファンタジー(想像力)によって補完、完成されるという

構造で成り立っているショービジネスであるからだ。




簡単に説明すると、プロレスは ”基本的には” やるかやられるかの真剣勝負ではなく、鍛えられた肉体と技術を駆使した上でのショーレスリングである。


まずはファンが盛り上がるように、ビジネスとして継続して興行が成り立たなくては
全く意味がない世界なのだ。



だが一方で、これは ”強さ” に裏打ちされたものでなければならない。



でなければ、ただの体のごっついヤツが派手な乱闘してるだけ、と受け止められかねないからだ。



この説得力のある”強さ”がベースにあってこそ

いったい誰が一番強いのか?などの妄想をかき立てられ

観客に”ファンタジー”として補完されることによって

プロレスや格闘技は盛り上がるのである。




構図は同じだ。



かつてSKEの”強さ”を支えていた

牧野アンナイズムとそれを受けたメンバーのプロ意識からくる

決して妥協を許さないパフォーマンスは、その意志を継ぐメンバーの減少により

説得力が弱まり、ファンタジーでの補完が難しくなっている。



そこにきてAKBINGOダンス企画での惨敗が拍車をかけるカタチとなった。



プロレスもアイドルも、いかに観客を

ファンタジーの渦に引き込むかがツボなのだ。



SKEは早急にファンタジーを支える ”強さ” を取り戻すべきである!