2016年2月12日金曜日

48グループの改革は総選挙制度から!その1




いつまでこのやり方を続けるつもりなのだろう?

戸ケ崎カスタマーセンター長とヲタとのやりとりのレポが出回ってますが
真偽の程はさておき

戸賀崎部屋レポ「AKBだけのシングルCD出すのは売れなそうで怖い。人気が落ちてると思われるとスポンサー離れに繋がる」 : Gラボ [AKB48]

ここ最近のAKBシングルの売り方の内実を見ていれば特に驚く内容ではない。

姉妹グループありきのミリオン売り上げ維持という歪(いびつ)な構造が
限界を迎えようとしているだけだ。( ミリオン売り上げの内実は8割以上が握手券
ありきの劇場盤であり、その中心はAKBではなく姉妹グループのメンバー頼りである )
そもそも現状のオリコン指標が完全なる時代遅れであり、今のやり方では
無効化しつつあるこの指標と心中することになるだけである。

現状、48グループは残念ながら肥大化した組織を維持すること自体が目的化した
悪いサイクルに突入していることは明らかだ。

なんとかミリオンを維持するため

1. 苦し紛れに個別握手会を増やすという対処療法
         ↓
2. 購買層の中心である姉妹グループファンの体力を奪う
         ↓
3. 姉妹グループCDの売り上げ減(年間リリース枚数や全握イベントも減)
         ↓
4. 姉妹グループも個別握手会を増やす対処療法
         ↓
5. 姉妹グループファンはしわ寄せとして本店CD購入を絞る
         ↓
6. AKBのシングル売り上げが減る(1に戻る)


そして過度な握手拘束が活動の自由度を奪い、メンバーのメンタルを蝕んでゆく。。

なぜこの様な状態に陥ってしまったのか?

原因は以下の3点にあると考えています。


1. システム (制度疲労)

姉妹グループが成長、拡大しているにもかかわらず、
とにかくAKBがヒエラルキーの頂点で揺るぎないものであるという体制(システム)
がほぼ変わっていないこと。(AKBシングル個別握手会への参加義務が代表例)

その構造が制度疲労を起こしていることに気が付いていただきたい。


2. ポリシー (ガチとマジの減退)

例の峰岸事件以降、メンバーの恋愛騒動への運営の対応がスルー体質と
なったこと。

度重なる告知にも関わらず48グループの核である劇場公演(オリジナル)
を延期し続けた秋元康と運営陣の怠慢は今更指摘するまでもない。

そして特定メンの過度なゴリ押しや聖域と言われるメンバーなど
秋元康を中心とした権力者の一部お気に入りメンバーへの特別扱いが過ぎた結果、
ファンに認めてもらうより、力を持った周りの大人に認めてもらうことが
売れる近道と勘違いさせるような状況がまかり通っている。
これがメンバーからガムシャラに頑張るモチベーションを減退させてしまっている。

総選挙も上位陣は謎の膨大な組織票が左右する状態になっており
リクエストアワーも数年前から票数を公表しない状態ではAKBグループを
象徴するこれらのイベントが本当に”ガチ”と言えるのか疑問を持たざるを得ない。

こうして48グループのポリシーであるはずの”ガチとマジ”の空気が
減退することによりファンを巻き込む熱量が低下し
醒めたファンは推しの卒業などを機に離れるか、
熱量の維持されている姉妹グループ(乃木坂含む)や
他のアイドルへ移行することになる。


3. 目標設定 (ドーム以降の目標欠如)

東京ドームコンサート以降の目標が設定されないままで
漂うように卒業商法でのらりくらりと凌いでいる状態だ。
東京ドームという設定も発想としては昔の武道館と変わりがない。
ここからいかに舵を切るかでAKBグループが真に偉大なアイドル足り得るか
問われているように思う。



以上の3点が問題の主要因であると捉えております。

高橋みなみが卒業するこのタイミングで現状の問題を把握し
良い循環へ切り替えるための策を講じなければ、
このままの更なる地盤沈下は免れないでしょう。

次回システム面(仕組み)改善の具体策を考えていきます。

その2へつづく

SKE48勝手にプロデューサー!: 48グループの改革は総選挙制度から!その2