2015年11月27日金曜日

紅白落選!松井玲奈卒業を経てSKE48はver2.0へ!


心待ちにしていたメンバーには悪いが

そこまで紅白歌合戦にこだわる必要あるのかなあ?というのが率直な感想です。



年々扱いが悪くなっていたこともあり十分予想出来た結果だった。


そもそも去年のように同じ48グループが4組も出ていること自体が一般層から見ても恵まれすぎだったように思う。


今はSKE48自体が松井玲奈卒業をもってver.1.0を終え

新たな大輪の花を咲かせるべく過渡期に入っている状態だ。



AKBブームに並走した結果とはいえ過去3回出場は決してマグレではない。


既存メディアでメジャーになる為の到達点としての紅白、

その先に新たな可能性を求めて

SKE48はver2.0に移行していると考えれば、むしろ自然な成り行きだ。



独自にカウントダウン公演やコンサートをやるのも良いし、もっと地元を意識したカウントダウンイベントをSKE主導で始めるのもありだろう。


メディア展開としても前回の大阪全握からやったニコ生のように



とにかく今までにないことを試みてほしい!



去年のような扱いで中途半端に


紅白にしがみつくよりその方がよっぽどSKEの未来に希望が持てる。

2015年11月20日金曜日

恋愛禁止に関する素朴な疑問



おいおい!りっちゃん、言葉使いには気をつけてくれよな! ( *ω´)




「AKBは恋愛禁止だけど、バレなきゃいいんだと思います。バレたら、ダメだと思います。バレてもいいくらい好きな人ならいいと思います」
 

とぶっ飛んだ恋愛観を披露。



本当はおバカじゃないのならせめて


「基本的にはダメですけど、バレてもそれを乗り越えようと思うくらい好きな人が出来たら仕方ないのかもしれませんね」




というくらい言葉は選んでほしいものだ。



恋愛禁止 ~確かにバカバカしいことかもしれない。



だが未熟な存在であるメンバーたちは、その犠牲によって、トレードオフとしてスタッフやファンに


”魔法をかけてもらう”ことで少女はアイドル足り得ているのではないのか?



この ”魔法をかけてもらう” という表現は


僕の知る限り先日卒業を発表したAKB 内山奈月松井玲奈(卒業生)がよく使っていた。



2人とも聡明で誠実、ファンの支持も熱いメンバーだった。言わずもがな、それを理解し筋を通してくれたのだ。


だが、そもそもアルバイト経験すらない未成年メンバーがほとんどのなか、自分の社会的立ち位置や職業倫理を理解しろと言うほうがムリがあるのかもしれない。



僕は常々、アイドルにとって一番のリスク要因と言ってよい個人の恋愛に関して、AKBグループ全体としてメンバー自身がどう向き合っていくのか、意識のすり合わせのようなものが全く行われていないことが疑問であった。



恋愛禁止に関しての各人の考え方があまりにもバラバラすぎるのだ!


これは決して絶対恋愛禁止ありきの思想統一を強制するような寒い話を訴えているわけではない。


まずベースとしてなぜアイドルは、自分たちはなぜ恋愛禁止であるべきなのか?自らに問いかけ


むしろ、もうそんな暗黙の了解いらないのでは?というレベルからメンバー同士で話し合う場を設けて


ある種のファンを不快にさせない最低限の共通認識を醸成していってほしいと思っているのだ。



AKBグループの10年の歴史は

恋愛禁止という暗黙の了解に対するスタンスの変遷の歴史でもあった。



10年経って暗黙の了解は大幅に崩れつつある。


各人の考え方はバラバラのままで、スルー対応が常態化した現在、何となくスッキリしない思いが積もるばかりだ。


これではあまりに進歩がなさ過ぎる!と思うのは僕だけだろうか?


2015年11月15日日曜日

求む!メンバーの自己プロデュース能力


昨日のニコニコ生放送
~ウチらにもチャンスをくれッシェンド~は非常に興味深い企画であった。

なぜならメンバーの自主性、自己プロデュース能力などが垣間見れたからだ。




そもそも、48グループの今までのアイドルにない面白さは
異次元の大人数が生み出した、新たなフォーマットや企画だけでなく

それによって、アイドル史上いまだかつて発生し得なかったような
特殊な存在のメンバーが生まれるところにある。


一番わかりやすいのは高橋みなみだ。

このグループだからこそ生み出された”異能の存在”と言って良いだろう。


かおたんこと松村香織も究極の干されに追い込まれたがゆえに

苦しまぎれに始めた、カメラ片手のゲリラ的な活動により
今の地位を築き上げてきた、特殊なメンバーだ。




基本的に従来型のアイドルは

まな板の上にのせられて料理されるのを待つ存在であったが

このグループでそれを待っていては、いつまでたっても順番が回って来ない。


それゆえに止むを得ず自分自身、もしくは他のメンバーまでをも

プロデュースする能力が求められるようになってきた。



今回のメンバー自身がユニットをプレゼンするという企画で

想像以上に、面白いアイデアを持っていることに正直驚いた。





投票でトップだった竹内彩姫 高寺沙菜コンビのSecret Treasure(秘密の宝物)

は旬の妹系最強タッグということでシンプルに魅力的だ。




個人的に感心したのが高塚夏生のShort leg(他に青木詩織、竹内彩姫)だ。

コンプレックスを逆手に取るのは芸能界でも常套手段だが


長年アイドルを見ている僕でも「アイドル x 短足」

というコンセプトは初めて見た(^ω;) 





















もちろん青木詩織ちゃんが売りにしていたのは知っていたが

ユニットのコンセプトにまでしてしまうことに斬新さを感じた。



全国のゆるきゃらはもちろん、ダックスフンドやコーギーなど
その短さが愛らしさにつながっている犬の
存在もあるので、無理を感じない。



ただネーミングだけが今回のシングルに

なぞらえたのか面白みがないので


「かわいい短足」略して「きゃわ♡たん」なんてどうだろう?




幸い今はツールも通信も自分で発信出来る環境は整っている。


自分自身、もしくは他メンをプロデュースする意思があるなら

これを機会にどんどん発信してほしい。

それによって少なくとも
まな板の上にのせられる可能性は増えるはずだ!


そして運営は、今回のような
メンバーの自主性を発生させやすい企画やプラットフォームの整備に努めてほしい!

”全握 x ニコ生”握手会をアップデートせよ!


率直に言って本日の 全握 X ニコ生 は非常に良かった!

僕の記憶では全握にニコ生が絡んだのは今回が
始めてではないだろうか?常々全握の改善、バージョンアップを
訴えていた僕としては今回のニコ生 x 全握は大いに評価したい。

SKE48勝手にプロデューサー!: そもそも全国握手会とは



今までたまにかおたんが全握の映像を部分的に広報してくれていたが
最近めっきりやらなくなった。

行ったことの無い人にとっては全握でさえ
ハードルの高さを感じるものだ。

だからこうしてニコ生で流すことは
それだけで大いに意味のあることなのだ。
雰囲気さえ掴めれば行ってみようという人は必ず増えるはずだ。

ただ現場では映像は流れていたものの音声がなかったとのことなので
それはいただけない。(会場アナウンスを優先しただけならバカバカしい)

とにかく現場に行った人が一番満足出来るイベントに
しなければならない。

そもそも非常に面白かった~ウチらにもチャンスをくれッシェンド~企画
がニコ生配信のみで、なぜ現場のミニライブをやったステージ上でやらないのか
疑問に思った。

以前から言っているが

全握は、行けば一日楽しめるエンタメイベントにするべきだ。


予算はかからない。


何も文化祭や夏祭りのようなレベルでなくて良いのだ。

既にあるステージで
余ってるメンバーを今回のような気の利いた企画で有効活用すれば良いだけだ。

ミニライブはせいぜい1時間、握手もほとんどの人は実際の時間
としては数分程度で終わってしまう。


せっかく足を運んだ客にそれ以外の時間を有意義に感じさせる何かが必要なのだ。


ケチケチせず全握は新規の入り口として
毎回でも映像配信を念頭にフルオープンにすべきだ。
(ニコ生が無理ならYoutube公式でアップすべき)

そして現場が一番楽しめるよう、とにかく会場に行けば常に何かをやっている
という雰囲気を作るべきだ。

握手とミニライブの時間だけでなく
トータルで行って良かったと思える総合エンタメイベントを目指してほしい

2015年11月11日水曜日

乃木坂46はAKBを超えたのか?その2


前々回、乃木坂46はAKBを超えたのか?と題して

成熟期に入った乃木坂の”らしさ”の確立とセールス、動員の側面においてほぼ上回ることに成功したと記した。

SKE48勝手にプロデューサー!: 乃木坂46はAKBを超えたのか?



だが公式ライバルとしてAKBフォーマットを踏襲しつつも差別化を求められてきた乃木坂は

はたしてAKBより進化したアイドルと言えるのだろうか?


結論から言えばNOだ。


乃木坂からは基本的には

「AKBフォーマットからこぼれ落ちたタネを他の畑で育てました」

以上の要素は見当たらないからだ。


  • SONYへの損失補填的な発想が元にあるとはいえ相変わらずの東京一極中心主義であること。
  • シングルの売り方がほとんどAKBと同じフォーマットであること。
  • 「乃木坂ってどこ?」というレギュラーTV番組とともにスタートしていること。
  • 舞台路線は元々のAKBでも求められていたものであること。(AKB歌劇団以降、スキャンダル騒ぎもありしばらくその路線が頓挫していた)
  • プリンシバルの投票は総選挙的民意の反映と基本的に同じである。
  • 結成から4年以上経過したが看板メンバーがほとんど1期生のみで固定されていること。

どこを切っても特にAKBより先進的と言えるような要素は特に見当たらない。



要はAKBフォーマットを利用した、TV芸能界寄りの

むしろAKBより守旧的なグループなのである。



AKBのように批判を受けるようなことも少ない。



乃木坂のファン層の中心は10代から20代だ。

仕組みや仕掛けの斬新さより、とにかくルックスレベルの高い個人としての魅力が優先されるのは仕方が無いだろう。



ただ、楽曲重視派の僕としては「合唱曲 X アイドルポップス路線」
で乃木坂らしさというイメージを確立した点はすごいなあと思っています。


いつかのAKB紅白でやった渡辺麻友と生田絵梨花の
「君の名は希望」はほんまに良かったです。

うっとりしてしまいました。


これもかつてAKBで「桜の栞」などで模索した路線ですが、結局あまりうまくいきませんでしたね。


さらにAKBでうまく実を結ぶ事ができなかった演劇路線での発展性を

模索しているが、この路線が化ければ独自の発展を遂げる可能性は高いでしょう。




というわけでセールス、動員では上回ったものの

特にAKBを超えたと言える要素は見当たらないのが現状です。


ただ、こういったライバルという枠組みで捉えること自体が、運営の思うツボでもあるわけで、どっちもやすすの手のひらの上と考えれば

超える超えないというよりは、AKBでうまくできなかった路線を継承発展させている、補完しているグループという視点で見た方がいいのかなと思います。


まだまだこれからが楽しみなグループやと思います。


僕はあえて挙げるなら生田絵梨花ちゃんが好きです。

あんなスーパーお嬢様であんなに可愛くって歌も演技もできる子なのに、嫌味がなくて、どこかぶっ飛んでて面白い。


今は48グループもお嬢様が増えましたが、あの圧倒的な感じが好きです。


2015年11月8日日曜日

AKBはミリオン維持にこだわるべきなのか?


▪ 新たな試みから見えるもの


AKBの次期シングルの発表にともない
いつもの握手会に加え、フォトセッション&囲み取材大会なるものが追加された。



前回乃木坂に一般流通盤の販売数で下回ったのを機に
ミリオン売り上げ維持の歪みについてあらためて疑問を呈してみた。

SKE48勝手にプロデューサー!: 乃木坂46はAKBを超えたのか?

この新たな試みは、握手売り上げの下がり基調を見据えた
したたかなテコ入れ策であり、部数の少ないメンバーの有効活用でもある。

あくまで僕は握手自体は接触のひとつの手段であり
もっと多彩なメンバーとの触れ合いを
提供すべきであるとの立場だったので、この試み自体は大賛成だ。

CDは一部であり、こういった体験を売りにするスタイル
自体はAKBの根幹であり否定されるべきではない。

だがやはり僕のように姉妹グループファンの場合、自グループ分とは別に
握手会拘束自体が増え続ける状況がメンバーにとって良いことなのかは甚だ疑問だ。


基本的には夢へのステップであるはずのグループへの在籍が
来る日も来る日も握手漬けでは
単に肥大化した組織を維持すること自体が目的化した
悪いサイクルに突入しているのでは?
と不安を憶えるのもムリは無い。



▪ AKBに漂う停滞感



連続ミリオン(オリコン的指標)にレコード大賞、紅白歌合戦など
いつまでAKBは旧体制的な価値観の上にあぐらをかき続けるのだろう?

旧来のアイドルフォーマットを踏襲しつつも
新たな価値やシステムを生み出していったAKBは旧体制にコミットしすぎた結果
がんじがらめで身動きが取れなくなっているようだ。

そこを突破していくことこそがSKEなどの姉妹グループであるべきだが
特にSKEは旧事務所からAKSに吸収されて以降、裁量が中央に
奪われファンの心情をないがしろにした施策が明らかに増えた結果
多くのファンの流出を止めることが出来なかった。


こういったAKB中心の姉妹グループを下部組織としか扱えない体制が
限界に近づいている。それは秋元康がプロデューサー引退をほのめかしつつ
それぞれのグループを独立したプロデューサー制にすることを示唆したことでも
明らかだろう。

AKBグループの真の可能性は地方に花を咲かせて地域とともに豊かになるという
夢の芽を生み出すことでもあるはずだ。



ヲタに「参勤交代」とも揶揄される姉妹グループありきのミリオン維持状態。


こんな旧体制的価値感の上にあぐらをかいて巨大化した組織を維持することに
固執したままでは、いずれ自滅の道をたどることは明らかだ。



▪ 珠理奈の打倒AKB宣言の行く先



先月のANNで珠理奈はあらためて打倒AKB宣言をしてくれた。

とかくSKEはAKBフォーマットをすぐ後ろから踏襲してきたわけだが
セールスの縮小傾向を見ても
このままの路線では既成の数値的な指標で超えることが出来ないのはもう明らかだろう。
玲奈ちゃん卒業もあり、そろそろ大きく枝分かれして良いタイミングだ。


以前から秋元康は現場の裁量を増やしているとのことだが
明確化するには、更に彼を統括プロデューサーとして姉妹グループごとに独立した
プロデューサー制に移行することが望ましい。それにともないSKEはAKSからの
独立やレコード会社移籍という流れに繫がれば申し分無いだろう。

中央集権化したままで姉妹グループの活動の自由度を押さえつけている現状が
AKBグループの停滞そのものに繋がっていることに気が付いてほしい。

AKB若手の伸び悩みが再三指摘されるのも
根本には「私たちが頑張らなくても」
(姉妹グループ動員してミリオン維持し続けるんでしょう?)
というシステムに由来する諦観が透けて見えるのは僕だけだろうか?


おそらく過剰な個別握手会の呪縛がなければ
あそこまでSKE主力メンバーが辞めることも無かったであろうし
AKSへの吸収がなければ、もっとファンやメンバーに寄り添った
独自展開を提供できていたであろう。

あきらかにSKEは(主に2013〜2014にかけて)システムとして押さえつけられた結果、
かつての巨大な地下アイドルとも言われた魅力が減退してしまったように思う。

姉妹グループが活躍することが再びAKBの隆盛にも繋がるというマクロ的視野に
立てなければAKBに次の10年はないだろう。


あらためて問う!ミリオン維持よりも
もっと大切なことがあるんじゃないですか?

2015年11月6日金曜日

乃木坂46はAKBを超えたのか?その1


▪ ”乃木坂らしさ”の確立


既に話題になっているが

乃木坂46の新曲「今、話したい誰かがいる」がサウンドスキャンの初週記録で

AKBの「ハロウィンナイト」をついに上回った。



サウンドスキャンとは要するに

一般流通分である初回限定版と通常版のみの集計であり、個別握手会を前提としたコアなファンが専用サイトで買う、いわゆる劇場盤を除いた指標として見逃せない。


明らかにAKBの落ち方の激しさによる逆転劇ではあるのだが

ここ最近の乃木坂を見ていると完全に”乃木坂スタイル”を確立した感があり

個人的にはAKBで言うところの「言い訳Maybe」あたりにイメージが重なるように思う。



特に「君の名は希望」「何度目の青空か?」そして今回の

「今、話したい誰かがいる」は詩の世界観と曲調において

通底するものを感じさせてくれる。



AKB王道曲のような派手さは無いが

10代の繊細な心の機微を歌い綴っており、優しく見つめる眼差しがあり

いずれも同世代の学生が合唱するとかなりシックリくる曲に仕上がっている。


乃木坂はこの3作品で「唱歌 x アイドルポップス」路線を

確立し”乃木坂らしさ”を獲得したように思う。


それは秋元氏がかねてより考案していたAKBの「桜の栞」で試みられた合唱路線を

継承発展させたものではないかと僕は受け止めている。


他にもネット検索や関東限定だろうがコンサート動員力でも上回っているとの指標も出ており



これで紅白歌合戦出場が決まれば事実上トップランナーの
仲間入りと言って良いだろう。



その2へつづく。

SKE48勝手にプロデューサー!(笑): 乃木坂46はAKBを超えたのか?その2