玲奈ちゃん卒業後のメディア露出や報道が予想以上
ここであらためて松井玲奈という存在を軽く整理しておきたい。
松井玲奈は誰よりもマジだった。正確に言えばマジが1番伝わるメンバーであった。
SKEは立ち上げ期からしばらく"AKBを超える"という意気込みのもと、汗の量がハンパではない全力パフォーマンスを売りにする為
牧野アンナ先生を中心に過酷なダンスレッスンが強いられていた。
決して得意ではない、いやむしろ苦手だった歌やダンスを彼女は
持ち前のど根性で何とかしようとするのだが
未経験な上”もやし”とも形容されるほどの華奢な体つきと、圧倒的にインドアでオタクだった彼女の体力では、いきなり付いて行けるわけもない。
ムリにムリを重ねたあげく、腰に爆弾を抱えるようになったのはファンの間では有名で
公演に行くとガチガチにテーピングされているのをよく目撃していたものだ。
彼女特有の、何かが憑依したかのような歌の世界への入り込み方が合わさった時…
まるで”妖気”とも形容できるほどの、思わず背筋にゾクッとくるような
異様なオーラが放たれるようになっていった。(画面越しでも伝わってくるほど)
正直、何度かそんな彼女の姿にトリップしそうになったことがある。
コンサートにおいて、どうしても体が言うことを聞かず自らに喝を入れるため、楽屋のハンガーラックに激しく頭を打ち付けていたというのも、そんな彼女の激しさを物語るエピソードの一つだろう。
彼女は表現者として間違いなく魔の力を持っている。
ただならぬ 情念、狂気 と言っても良い。
その魅力を対世間にうまく抽出できたのが「マジすか学園」でのゲキカラ役であった。
そんな彼女と、普段の”かすみ草”にも例えられる、はかなく清楚感に満ちた素朴なアイドル像、落ち着いた品のある風情との”ギャップ”に否応なく我々は引き込まれてしまうのだろう。
シンプルに言えば彼女の魅力はそこに尽きる。
現在、若手女優は充実しているかに見える芸能界だが、昭和に比べてさらっとしたアクの少ない俳優、女優ばかりになってしまったようにも感じる昨今において
希有な雰囲気の持ち主なのは間違いない。
彼女は和服が似合う。抜群に似合う!特にその襟元からスッと伸びる
長い首筋にはゾクッ!とさせられるものがある。
「雨のピアニスト」や「枯れ葉のステーション」といった
48グループ内でも突出した
せつなソングが異常に似合ってしまう彼女には
是非、日本を代表する悲劇のヒロイン「四谷怪談」のお岩を演じてほしい(直球)
日本を代表する民話「鶴の恩返し」なんかもピッタリだと思う。
僕は昭和期の江戸川乱歩や横溝正史の映画やドラマの大ファンなので
貫禄が出てきたら乱歩の「黒蜥蜴」の主演を是非お願いしたい!
昨年のTV番組「SKE48のエビショー!」でキャバクラ嬢に扮する回があったのだが
あまりにも似合いすぎていて妄想を禁じ得なかった。
彼女の持つ”魔の魅力”が僕の想像力をいたく刺激するのだ。
しばらくの間、アイドルイメージとの葛藤は避けられないであろう。
だが安易なベッドシーンや露出過多の写真集やグラビアなどは
つまらないのでやめてほしい。
彼女にはすらりと妖しく伸びる首という武器がある!
いっそのこと昭和の名優、中尾彬氏に軽く絞めてもらってはどうだろう(笑)
彼はアクの強い個性的な役柄が多く、女性の首を絞めるようなシーン!が
異様に多いイメージがあるのだ(笑)
そうなれば、僕たちも
”ああ!そういう世界で生きて行くんだね!”
と納得できるような気がしますがダメでしょうか?